優良な外壁塗装業者の選び方8選|悪徳業者の手口も一挙大公開

この記事の監修者

ヤマテック株式会社 代表
山下 隆盛

ヤマテック株式会社は、サイディング工事で2022年・2023年 ニチハ株式会社の出荷枚数で神奈川県No.1 を獲得!「外壁リフォームのお困りごとをゼロにする」外装リフォームプロ集団の主催者。

「外壁塗装をしたいけど、どんな業者に依頼すべきかわからない……」このような方は、ぜひ最後まで本記事をお読みください。

塗装業者にはさまざまな種類があり、各々にメリット・デメリットがあります。また、巧妙な手口を使って騙す悪徳業者も存在します。

本記事では、優良業者の選び方8つとともに、悪徳業者の手口も一挙大公開!外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 外壁塗装業者の種類
  • 優良な外壁塗装業者の選び方
  • 悪徳業者の特徴
  • 外壁塗装業者選びの失敗例
  • お手元の見積りが本当に大丈夫か無料で診断します
  • 完全無料で厳選した優良業者をご紹介
  • ひび割れ・剥がれ・シロアリも相談OK
  • 施工中の業者に対する心配や不安の相談も大歓迎
正直 外装リフォームプロ集団は外壁塗装・リフォームする皆様をサポートいたします。

外壁塗装業者の種類は大きく分けて3種類ある

外壁塗装業者の種類は、大きく分けて3つあります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
ハウスメーカー・安心感がある
・保証が充実している
・下請け業者が施工するため施工品質にばらつきがある
・価格が高め
リフォーム会社
工務店
・柔軟な対応をしてくれる
・塗装以外のリフォームも可能
・作業内容によって技術や知識の差がある
・価格が高め
地元の塗装業者・職人の技術が高い
・価格が安め
・業者選びが難しい
・業者によっては保証やアフターフォロー体制が整っていないことがある

1.ハウスメーカー

ハウスメーカーは、自社で住宅を販売、建築しており、全国規模で展開している大手の住宅会社です。そんなハウスメーカーによる外壁塗装には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

ハウスメーカーのメリット
ハウスメーカーのデメリット
  • 安心感がある
  • 保証が充実している
  • 下請け業者が施工するため施工品質にばらつきがある
  • 価格が高め

自宅を購入したハウスメーカーであれば、どんな建材を使用しているのか、どのタイミングでメンテナンスが必要なのか、すべて履歴が残っています。そのため、自宅に適した塗料で外壁塗装できる安心感があります。

また、ハウスメーカー独自の保証が付いていることも大きなメリットです。

デメリットとしては、下請け業者に施工を依頼するため、施工品質にばらつきが出てしまうことです。ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する場合、こちらからは業者を選択できません。

ハウスメーカーが定めた塗装工事基準などをクリアした業者が選ばれるものの、業者によって技術や知識に差があるのも事実です。

また、価格は一般的な塗装業者と比べると20~30%高くなります。塗装工事を下請け業者に発注するにあたり、ハウスメーカーは「中間マージン」と呼ばれる仲介手数料を上乗せして請求します。中間マージンが発生する分、下請け業者に依頼しない一般的な塗装業者よりも外壁塗装にかかる費用が高くなるというわけです。

2.リフォーム会社・工務店

リフォーム会社は、住宅全般のリフォームをおこなう会社です。また工務店は、地域密着型の建設会社を指します。そんなリフォーム会社・工務店による外壁塗装には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

リフォーム会社・工務店のメリット
リフォーム会社・工務店のデメリット
  • 柔軟な対応をしてくれる
  • 塗装以外のリフォームも可能
  • 作業内容によって技術や知識の差がある
  • 価格が高め

リフォーム会社や工務店は地域密着型の会社が多く、要望に応じて柔軟な対応をしてくれるところが多いです。また、外壁塗装以外のリフォームもできるため、他のリフォームと同時に依頼できるのは大きなメリットになります。

デメリットとしては、作業内容によって技術や知識の差があるところです。外壁塗装が得意な場合もあれば、その他の工事が得意な場合もあります。

また、ハウスメーカーと同様に下請け業者に作業を依頼するところが多いため、その分価格が高くなります。

3.地元の塗装業者

地元の塗装業者は、地域密着型で塗装を専門とする会社です。そんな地元の塗装業者による外壁塗装には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

地元の塗装業者のメリット
地元の塗装業者のデメリット
  • 職人の技術が高い
  • 価格が安め
  • 業者選びが難しい
  • 業者によっては保証やアフターフォロー体制が整っていないことがある

地元の塗装業者は、創業歴が長いほど地域からの信頼も厚く、丁寧に施工してくれるでしょう。また、自社施工の場合は中間マージンがかからないため、低価格で外壁塗装ができます。

塗装専門店のため、一級塗装技能士の資格保有者が在籍しているケースも多いです。

デメリットとしては、地元の専門業者は数多くあるため、業者選びが難しい点があげられます。実績のあるところなら信頼できますが、あまり名の知れていない業者は優良業者かどうか見極めることが大切です。

また、業者によっては保証やアフターフォローがない場合があります。契約する前に保証やアフターフォローの有無をしっかり確認しましょう。

優良な外壁塗装業者の選び方8選

優良な外壁塗装業者を選ぶポイントは、以下の8つです。

優良な外壁塗装業者の選び方

  • 相見積もりを取る
  • 自社施工をしている業者か確認する
  • 資格保有者が在籍している、許可証を保有している業者か確認する
  • 施工実績を公開している業者か確認する
  • 営業マンや担当者の対応が丁寧かつ親切な業者を選ぶ
  • 見積書の内容が細かく記載されている業者を選ぶ
  • 工事保証やアフターフォローがあるか確認する
  • 施工前診断に1時間以上かける業者を選ぶ

1.相見積もりを取る

まずは、相見積もりを取りましょう。

外壁塗装には定価がありません。そのため、同じ家でも業者によって値段が異なります。一社だけしか見積もりを取らないと、その金額が適正なのかどうか判断が難しくなります。

適正価格で外壁塗装をおこなってくれるか見極めるためにも、必ず相見積もりを取りましょう。

相見積もりについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>外壁塗装の相見積もり|賢い業者選びから比較すべきポイントまで徹底解説

山下さん

あまりに多くの業者で相見積もりを取ると選ぶのが大変なため、3~4社から見積もりを取ることをおすすめします。

2.自社施工をしている業者か確認する

外壁塗装業者を選ぶときは、自社施工をしている業者かどうかを確認しましょう。

自社施工とは、下請けや外注を使わずに自社で外壁塗装することを指します。自社施工だと下請けや外注に発注する際に発生する中間マージンがかからないため、その分費用がおさえられることが魅力です。

また、自社に技術力のある職人が在籍している場合、費用をおさえながらもクオリティの高い外壁塗装が期待できるでしょう。

3.資格保有者が在籍している、許可証を保有している業者か確認する

外壁塗装業者を選ぶときは、資格保有者が在籍しているかどうかと、塗装工事業許可を保有した業者かどうかを確認しましょう。資格保有者が在籍していて、塗装工事業許可を保有していれば、信頼できる業者といえます。

一級塗装技能士の資格を取得するには、7年以上の実務経験が必要になります。また、塗装工事業許可は塗装業に関する経験が5年以上必要です。

どちらも長い経験が必要な資格のため、これらの資格を持っている外壁塗装業者は長年の経験を持った技術ある業者と判断できます。

4.施工実績を公開している業者か確認する

外壁塗装業者を選ぶときは、ホームページなどで施工実績を公開しているかどうか確認してください。自社の施工に自信がある業者であれば、ホームページで施工実績を公開しているはずです。

万が一施工実績をホームページで公開していなかったり、依頼しても見せてくれなかったりした場合は、手抜き工事や雑な工事をしている可能性が高いため注意してください。

山下さん

施工における各工程の写真や具体的な内容が公開されていれば、優良業者であることが多いでしょう。

5.営業マンや担当者の対応が丁寧かつ親切な業者を選ぶ

外壁塗装業者を選ぶときは、営業マンや担当者の対応が丁寧で親切なところを選びましょう。信頼できる営業マンや担当者の特徴は、以下の5つです。

信頼できる営業マンや担当者の特徴

  • 連絡がすぐに取れて、返信が早い
  • 外壁の現状の診断結果を写真を使って丁寧に説明してくれる
  • 補修方法をわかりやすく提案してくれる
  • 専門知識がある
  • 塗料や施工方法のデメリットもしっかりと説明してくれる

営業マンや担当所の良し悪しが見極められない場合は、上記の特徴に当てはまっているかを確認してください。

6.見積書の内容が細かく記載されている業者を選ぶ

外壁塗装業者を選ぶときは、見積書の内容が細かく記載されている業者を選びましょう。外壁塗装の工程や使用する塗料など、具体的な施工内容がわかる見積書を出してくれる業者は信頼できます。

一方、施工内容の詳細の記載がなく「一式」でまとめて金額を記載する業者には注意してください。悪徳業者の可能性があります。

何㎡塗装するのか、何mコーキング補修をするのかなど明確に記載されていない場合は、必ず塗装業者に問い合わせしましょう。それでも曖昧な見積書しか出してこない外壁塗装業者であれば、依頼しないほうが身のためです。

また、「一式」で記載されている場合、水増し請求されている可能性が高いです。見積書は契約するうえで重要な判断資料になります。工事内容が細かく記載されているかどうか、十分にチェックしてください。

見積もり依頼についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>サイディングの見積り依頼【チェックポイント14選】

7.工事保証やアフターフォローがあるか確認する

外壁塗装業者を選ぶときは、工事保証やアフターフォローの有無も確認しましょう。

保証は製品保証だけでなく、工事保証や自社保証があるかどうかをチェックしてください。製品保証しか付いていない場合は、塗料に不備があった場合のみしか保証されません。

そのため、施工不良を保証してくれる「工事保証」や「自社保証」が付いている業者を選びましょう。保証内容は業者によって異なりますが、保証期間が10年以上設けられている業者がおすすめです。

そしてアフターフォローとして、定期的な無料点検があるかどうかを確認してください。何かトラブルが起きたときに迅速に対応できる体制が整っているかどうか事前に確認することも大切です。

8.施工前診断に1時間以上かける業者を選ぶ

外壁塗装業者を選ぶときは、施工前診断に1時間以上かける業者を選びましょう。

施工前診断とは、外壁塗装の見積もりを作成する前におこなう検査のことです。外壁の劣化状態を把握し、どんな補修やどんな塗料が適切なのかを判断するために欠かせないプロセスになります。

施工前診断をおこなわなければ、適切な外壁塗装ができないといっても過言ではありません。

施工前診断は最低でも1時間かかるのが一般的なため、1時間以内で終わらせる業者は施工前診断から手抜きをしている可能性があります。そのため、施工前診断が極端に短い業者には依頼しないよにしましょう。

悪徳業者の手口に注意!絶対に契約してはいけない外壁塗装業者の特徴

外壁塗装業者選びで怖いのが「悪徳業者」の存在です。絶対に契約してはいけない悪徳外壁塗装業者の特徴は以下の4つです。

悪徳業者の特徴

  • 突然訪問してきて不安を煽るようなことを言う
  • 足場代が無料になると謳う
  • 即決すると安くなると言う
  • 前払い金を要求される

悪徳業者と契約してしまった場合の対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>外壁塗装で悪徳業者と契約したけど解約できる?解約方法から対処法まで徹底解説

1.突然訪問してきて不安を煽るようなことを言う

アポなしで突然訪問してきて外壁塗装を勧めるような業者は、悪徳業者であることを疑いましょう。悪徳業者は「今すぐ直さないと雨漏りを起こす」「このままだと家が倒壊する」などといった不安を煽ってきます。

あからさまに外壁が崩れているような場合は別ですが、外壁を手で触って白い粉が付く「チョーキング現象」が起きているだけでは、すぐに雨漏りや倒壊などは起こりません。

外壁塗装業者が突然訪問してきて不安を煽るようなことを言われた場合は、最初から悪徳業者であることを疑い、絶対に契約しないようにしましょう。

2.足場代が無料になると謳う

足場代が無料になると謳っている外壁塗装業者も、悪徳業者である可能性が高いです。

なぜなら、足場代が無料になることは絶対にあり得ないからです。自社施工の業者だったとしても人件費がかかるため、足場代は必ず発生します。その足場代を無料にするということは、他の項目で高額な費用を取っているケースがほとんどです。

そのため、足場代が無料になると謳っている業者は悪徳業者だと判断して、契約しないようにしましょう。

3.即決すると安くなると言う

「即決してくれたらさらにお値引きしますよ」と言ってくる業者は、悪徳業者である可能性が高いです。優良業者は、契約を急かすようなことはしません。

また、安さや値引き額につられて内容をよく確認しないまま即決するのは非常に危険です。見積もり書を隅から隅まできちんと確認し、安さにつられないようにしましょう。

4.前払い金を要求される

前払い金を要求してくる業者は、悪徳業者である可能性が高いです。前払い金を要求してくる業者と契約してしまうと、代金を持ち逃げされてしまったり、中抜き工事をされてしまったりする恐れがあります。

通常の外壁塗装工事であれば、施工後に一括で代金を支払うことが一般的です。

そのため、前払い金を要求された場合は悪徳業者であることを疑い、契約はすべて白紙に戻して別の業者を探したほうがよいでしょう。

外壁塗装の業者選びでよくある失敗例3選

外壁塗装の業者選びでよくある失敗例は、次の3つです。

外壁塗装業者選びでよくある失敗例

  • 訪問業者の押し売りで契約したけど他店のほうが安価で高品質だった
  • 無料点検からの強引営業で契約したら手抜き工事をされた
  • キャンペーン価格と言われつられて契約したけど実質値引きはされていなかった

1.訪問業者の押し売りで契約したけど他店のほうが安価で高品質だった

他の外壁塗装業者と比較検討をせず、訪問販売をしに来た外壁塗装業者と契約してしまったケースです。

訪問販売をおこなう外壁塗装業者は悪徳業者である可能性もあるため、すぐに契約せずに必ずほかの外壁塗装業者と比較検討するようにしましょう。

訪問販売の言葉巧みなセールストークに操られてはいけません。

2.無料点検からの強引営業で契約したら手抜き工事をされた

無料点検を謳う外壁塗装業者の強引営業に負けて契約したら、手抜き工事をされてしまったケースです。

外壁塗装は専門知識を多く必要とし、素人にはわかりづらい工事です。そのため、手抜き工事をされても見抜けないことが多くあります。

悪徳業者の中には、素人にはわかりづらい工事であることをいいことに、きちんとした工事に見せかけて手抜き工事をしている場合があります。

このようなトラブルに巻き込まれないよう、無料点検を謳って訪問営業をしてくる業者には注意しましょう。もし強引に営業されても、その場で契約することは絶対に避けてください。

3.キャンペーン価格と言われつられて契約したけど実質値引きはされていなかった

キャンペーン価格につられて契約した後、よくよく明細を見たら実質値引きはされていなかったケースです。

キャンペーン価格と言っても、そもそもの価格設定を高額にして値引きをしたように見せている可能性があります。そのため、複数社で見積もりをとって比較検討することが大切です。

山下さん

見積書に詳細が記載されていなかったり、どこを値引きしたのか聞いても答えてもらえなかった場合、悪徳業者である可能性が高いので契約しないようにしましょう。

外壁塗装業者でよくある質問と回答

ここからは、外壁塗装業者でよくある質問にお答えしていきます。

何度も訪問営業が来て困っています。どうすればよいですか?

まずは、ドアを開けないことが第一です。インターフォン越しで営業される場合は「契約する気はない」とはっきり伝えましょう。言いづらいときは「他の業者にすでに工事を依頼している」と伝えるのも効果的です。それでもしつこく営業されたら「消費者センターに相談する」と伝えてください。

営業トークにのせられ契約してしまった。解約はできますか?

契約後8日以内であればクーリングオフが可能です。契約日から8日を過ぎるとクーリングオフができなくなるため、早めに対応しましょう。8日以内であれば、特定商取引法によってキャンセル料は発生しないので安心してください。

外壁塗装の平均相場はいくらくらいですか?

外壁塗装の平均相場は、30坪住宅で80万~100万円、40坪住宅で100万~120万円ほどです。

外壁塗装業者のまとめ

優良な外壁塗装業者を選ぶためには、次のポイントを押さえることが大切です。

優良な外壁塗装業者を選ぶポイント

  • 相見積もりを取る
  • 自社施工をしている業者を選ぶ
  • 資格保有者が在籍しており、許可証を保有している業者を選ぶ
  • 施工実績を公開している業者を選ぶ
  • 営業マンや担当者が丁寧で親切に対応してくれる業者を選ぶ
  • 見積書の内容が細かく記載されている業者を選ぶ
  • 工事保証やアフターフォローがある業者を選ぶ
  • 施工前診断に1時間以上かける業者を選ぶ

また、次のような外壁塗装業者は悪徳業者である可能性が高いため、契約しないように注意しましょう。

悪徳業者の特徴

  • 突然訪問してきて不安を煽るようなことを言う
  • 足場代が無料になると謳う
  • 即決すると安くなると言う
  • 前払い金を要求される

悪徳業者に注意して優良な外壁塗装業者を選び、満足のいく外壁塗装をおこないましょう。

見積もり依頼・ご相談はこちら
見積もりの依頼はこちら