外壁塗装は家の性能を守るために不可欠な工事ですが、いざ調べてみると大変なことが多いと知り、着工に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。少しでもストレスを減らし、円滑に工事を進める方法を事前に知っておきたいですよね。
この記事では外壁塗装の際によくあるストレスと解決法を、事例をまじえて解説します。
あらかじめどのような問題があるか知り、ストレスに配慮してくれる業者を選べるようにしましょう。
この記事の押さえておくべきポイント
- 外壁塗装でかかるストレスの原因は生活スタイルの変化と対人的ストレス。
- 業者選びに失敗すると見積もりや連絡時のストレス増。
- 見積もりや着工中のストレスは業者とのコミュニケーションで軽減できる。
- ストレスの原因が事前にわかっていれば、対処法を考えられる。
外壁塗装のストレスは?家族の反対に要注意
外壁塗装は対人的なストレスと、生活スタイルの変化によるストレスの2種類が挙げられます。
環境人ストレス | 対人ストレス |
---|---|
騒音 ニオイ 室内の薄暗さ 窓が開けられない 洗濯物が干せない | 職人や隣人に気を遣う 業者への不信感 |
外壁塗装では契約する業者が決まるまでは、複数の業者とやりとりをしなければなりません。やりとりを重ねるうちに、ストレス溜まるケースもあります。
また、家族と外壁塗装に対する認識のギャップがあると、費用や工期などで理解を得られないケースも多いです。一人で業者とのやりとりを進めていくと、孤独感からストレスが増大しやすくなります。
2階建ての戸建ての場合、外壁塗装の費用は60〜100万円程度かかります。くわえて外壁塗装は2週間程度かかるため「そんなに高いお金を払って、何日も家に誰かが来るのは嫌だ」と主張される場合もあります。
しかし外壁塗装をしないと外壁が劣化します。その結果、雨漏りやシロアリが発生して大規模修繕が必要になるおそれがあります。
大規模修繕は外壁塗装よりも費用や工期に関する施工主の負担が大きいため、外壁塗装をしない方が損だと家族に伝えて、工事の必要性を理解してもらいましょう。
外壁塗装のストレス【全4パターン】
パターン1:業者探しのストレス
外壁塗装は業者探しの段階でストレスを感じることがあります。「業者探しはこういうものだ」とあらかじめ知っておき、ストレス軽減に繋げましょう。
外壁塗装の業者探しで感じるストレスで、5つのケースを紹介します。
1:業者探しに時間がかかる
業者選びの失敗例をネットで知り「この業者は大丈夫か」と、心配で業者を絞れないケースです。
どの業者にしたら良いか分からない方は、ハウスメーカーやリフォーム会社ではなく地元密着型の塗装業者に依頼しましょう。
地元密着型の業者がおすすめな理由
- 長い関係を築ける
- 塗装する業者がどんな人か自分の目で確かめられる
会社が地元を愛しているので顧客対応に対してとても丁寧です。また、会社の場所も地元の人に認知されるので、とても信頼を置ける業者になります。
地元密着型の塗装業者は営業から作業まで一貫しておこなうため、同じ人と長い関係を築きやすいです。
2:業者からの返信が遅い
相談や見積り依頼を持ちかけた業者の返信が遅く、施工主が疑問点を解決できないケースです。連絡を待っている間
「一体業者は何をしているのか」「家の外壁に何か特別な問題があるのか」「なぜ業者は連絡してこないのか?」とストレスが募ります。
契約前から連絡の遅い業者は、工事中も報告や連絡が遅い傾向にあるため、見積り依頼の段階で見抜くことが大切です。
優良な業者であれば見積りをスピーディーに作成し、顧客を待たせることはありません。疑問点が出てきても相談すれば大丈夫だと安心するために、返事が早い業者を選びましょう。
3:知り合いの工事業者を紹介される
親戚や友人から知り合いの工事業者を紹介されることは、業者探しの手間を省くことができます。しかし、その場合、工事中に問題やクレームが発生した場合、指摘しづらくなる可能性があります。
知り合いの業者に頼むデメリット
- 値引き交渉がしにくい
- 施工不良を指摘しにくい
- 断りにくい
思ったことが言えないストレスが溜まると次第に親戚への不満も募ります。
今後の親戚の関係にも影響を及ぼしかねないため「良い業者がいる」と言われた時点で断って、ストレスを感じないようにするのが大切です。
4:業者の追客がしつこい
追客とは、問い合わせをした顧客にアプローチする営業方法です。外壁塗装の追客は見積もり依頼後に多く、依頼する気のない業者から何度も連絡が来てうんざりすることケースです。
見積もりを依頼する業者が多いとその分追客の量が増えるため、依頼する業者は2〜3社程度が望ましいです。また何度も断っているのに同じ業者からしつこく連絡がくる際は、本社にクレームを入れると解決する場合があります。
業者からの連絡がしつこい時の対策は?
業者からしつこく連絡が来るときはハッキリと断り毅然とした態度で対応することが重要です。しつこい悪徳業者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
5:業者からの連絡がが電話
業者からの返信がメールではなく電話が多く、自分の仕事や作業を中断して対応しなければならないケースです。また出られなかったときに折り返す手間もかかります。
電話が苦手な方は、メールかLINEで対応してほしいと伝えておくのがおすすめです。さらに受電できる時間もこちらから指定しましょう。
パターン2:見積もり・費用のストレス
外壁塗装の見積もりや費用は、業者選びでは重要な判断材料です。費用関連はデリケートな問題で、業者に対して疑い深くなりストレスを感じやすいです。
見積りや費用でストレスを感じる3つのケースをまとめました。
1:営業の大幅な値引きが信用できない
「最大で〇〇万円値引きします」と営業担当者に言われ、裏があるのではと怪しんでしまうケースです。
外壁塗装には明確な相場がありません。大きな金額を先に提示して、あたかも大幅な値引きをしたと見せる手法を使います。
業者は現地調査をおこない具体的な金額の提示をします。根拠もなく大幅な値引きをする業者は、契約後にずさんな工事をおこなうおそれもあるため注意しましょう。
また、「外壁塗装を安く済ませたい」気持ちにつけこんで「今契約すれば大幅に値引きする」と契約を迫られるケースもあります。
業者の目的は、考える時間を与えず判断力が鈍っている状態で契約させることです。優良な業者であればきちんと現地調査や説明をおこない、納得したうえで契約してもらいます。
気になることがあれば、業者に一度帰ってもらって冷静な判断を下しましょう。優良な業者であれば、後日こちらから連絡しても丁寧に対応してくれます。
2:一括見積もりを依頼したら電話・メールがたくさんくる
一括見積りを依頼した途端に、電話やメールがたくさん届いてしまうケースです。ユーザーと業者を仲介する一括見積サイトに登録すると、おおむね4〜5社の外壁塗装業者を紹介してもらえます。
自分で複数の業者を探す手間が省ける一方、一気に多くの業者とやりとりをしなければならないためストレスを感じます。
業者を紹介されたからといって、契約しなくても問題ありません。
複数の業者から電話やメールがくるのは覚悟したうえで、一括見積を依頼することが大切です。
3:複数の業者から見積もりをもらうのが面倒
何度も複数の業者と同じやりとりをするのは手間がかかります。見積り作成前に業者は現地調査をおこなうので、そのたびに予定の調整や対応などで気疲れします。
しかし一社だけに見積り依頼をしても、その業者が優良業者かどうか判断できません。優良業者かを見分けるためには相見積もり(複数会社から見積りをもらう)して判断したほうが良いです。
十分に業者を比較できず、もし悪徳業者に依頼し施工不良をおこされると、結局別の業者に補修依頼をすることになります。
無駄な失敗をしないためには2〜3社程度の業者で相見積もりをするのが重要です。
相見積もりは手間がかかりますがしっかりと比較し、悪徳業者に依頼するリスクを下げましょう。
パターン3:塗装・工事中のストレス
打ち合わせ後に契約したら、施工期間およそ2週間の外壁塗装工事が始まります。施工・工事中に、どんなストレスを感じるのでしょうか。8つのケースをまとめました。
1:工事中の声・騒音がうるさい
外壁塗装の作業工程の中で、特に騒音が響く作業は2つです。
騒音が響く工程
- 足場の設置・撤去
- 高圧洗浄
足場の組み立てと解体は、作業の一番最初と最後におこないます。金属のパイプを使うため、素材同士がぶつかり合うときに音が響きます。
高圧洗浄は、外壁に付いた汚れや古い塗膜を落とし、塗料との密着性を高める作業で、ホースから出る水の音や、壁に水があたる音が気になる方もいます。
どちらも外壁塗装において必要不可欠な工程ですが、工事期間中ずっとおこなわれるわけではないため、気になる場合は作業中だけ外出するなどの対応をしましょう。
2:塗料のニオイがきつい
外壁塗装の塗料は刺激の強いニオイが家に入りますが、外壁塗装中は窓が養生されて換気ができないため、以下の対策をとりましょう。
塗料のニオイ対策
- ニオイがあまりしない塗料を選ぶ
- 外出する
- マスクをつける
- 扇風機やサーキュレーターを外向きに置く
塗料のニオイでストレスを感じるだけで無く、体調不良をおこすおそれがあります。我慢せずにニオイから離れるのが大切です。
3:道路や車に塗料が飛び散る
業者は作業前に塗料の飛散を防ぐシートを貼りますが、シートの隙間から飛んでしまうおそれがあります。
特に風が強い日は塗料が飛ぶリスクが高いです。天気予報をチェックし、車などは移動して避難しておきましょう。車にシートをかけてもらうケースもあります。
もしも車に塗料が付いても、業者が「請負業者賠償責任保険」を利用すれば、修理費用を負担してもらえます。塗料が付いたときの対応について打ち合わせ時に確認し「塗料が飛び散ったらどうしよう」と感じるストレスを軽減しましょう。
4:工事の資材が散らかる
工事期間中、業者が使用する資材が整理整頓されてなく道具などが片付いていないとストレスを感じるケースがあります。資材を毎日持ち帰らないのは仕方ないものの、最低限整理するのがマナーです。
良識のある業者は、できるだけ資材や道具を整頓してくれます。
5:近隣住民から嫌味を言われる
外壁塗装について近隣住民への配慮が足りず、下記の嫌味を言われストレスを感じるケースです。
近隣住民からよくある声
- 工事の挨拶がない
- 塗料や水が飛び散った
- 業者の会話がうるさかった
- 外壁塗装工事がおこなわれる日を知らなかった
外壁塗装中は、塗料が飛び散ったり騒音が響いたりするリスクは避けられません。
事前に近隣に挨拶することで工事がスムーズに進みます。
6:工事中は換気ができない
塗装中は、塗料が窓から室内に入らないように養生するため、換気ができません。天気の良い日に窓を開けて掃除をしたい方や、気分をリフレッシュしたいときに窓を開けられずストレスを感じやすいです。
換気をしたい場合は養生の仕方を工夫をしてもらい、窓が早く開けられるように工事を組んでもらうことも可能です
塗料が家の中に入るリスクもあるため、本当に換気するかどうか充分に検討しましょう。
7:工事中は洗濯物が外に干せない
工事中は、塗料やニオイが洗濯物に付着するため基本的に洗濯物を外で干せません。
建物によってはベランダの中に足場が組まれる場合があります。
室内で干す生乾き臭や、コインランドリーに洗濯物を毎日運ぶ手間によりストレスを感じやすいです。しかし塗料が付いてしまうと落とすのが大変なので、2週間だけ外で干すのは我慢が必要です。
8:足場で光が遮られ室内が暗い
外壁塗装中は、飛散防止シートを設置します。シートは家の全面を囲んでいるため昼間も室内が暗い状態になり、気が滅入ってしまいます。
作業が終了した部分だけ飛散防止シートを外してもらうよう業者にお願いすれば、対応してくれる場合が多いです。言いづらい方は、昼間できるだけ外出して日光を浴びましょう。
足場でよくあるトラブルはこちらで詳しく解説しています。
>>外壁塗装の足場でよくあるトラブル【18選】注意点と対策まで徹底解説
パターン4:業者対応のストレス
外壁塗装の施工が始まると生活に変化が起きますが、業者と関わる機会が増えるのも変化の1つです。
業者対応においてどのようなストレスを感じるのでしょうか。6つのケースをまとめました。
1:業者とのコミュニケーションが面倒くさい
外壁塗装は2週間程度おこなわれ、毎日業者が家に来ます。顔を合わせて業者とコミュニケーションを取る際に共通の話題が見つからず、気を遣うのがストレスに感じやすいです。
業者とコミュニケーションは直接作業に影響しないので、最低限の業務連絡で問題ありません。
慣れていない人と会話するのが苦手な方はメールやLINEでやりとりできるかどうか業者に尋ねてみましょう。
2:業者が自宅の駐車場を使う
外壁塗装の際、足場設置のために駐車場を利用しなければなりません。その間は所有している自家用車の駐車が難しいので、以下の対策をとる必要があります。
駐車場所の例
- 有料駐車場に停める
- 友人の駐車場を借りる
- 近所の方に駐車場を借りる
外壁塗装直前では駐車場の確保が難しい場合もあるので、実際に工事が始まる前に自宅周辺の有料駐車場をチェックしておきましょう。
3:手抜きがされていないか不安になる
外壁塗装は業者を信用して作業全般を任せるので、工事が完了するまで施工品質の良し悪しがわかりにくいです。
不安な点があれば業者に確認するようにしましょう。
ネットでは悪徳業者とのトラブルも散見され「高いお金を払ったにも関わらず、見えないところで手抜き施工されていたらどうしよう」と不安に感じることもあります。
打ち合わせの対応や見積書を見て正しく業者選びをしていれば、手抜き施工する業者に依頼している恐れは低いです。
また、工事の工程を毎日報告をしてもらうと業者は手抜き工事をしにくいです
4:報告がなくどんな作業をしているのかわからない
作業の経過報告がなく、工事が想定通りに進んでいるのか分からないストレスを感じるケースです。しかし以下の方法を使って進捗報告する業者もいるので業者探しをする際の参考にしてください。
おすすめの連絡ツール
- LINEやメールで作業前・後のメールを添付して報告する
- 連絡ノートを使って、交換日記制で報告する
「業者からの報告がなく進捗を聞きづらい」と悩まないためには、打ち合わせの時点で進捗報告の手段を確認しましょう。事前に擦り合わせておくと、工事の報告が無いときに進捗を尋ねるハードルも下がります。
5:朝の作業時間がバラバラ
外壁塗装業者は朝8:30〜9:00に作業を始めることが多いですが、中には作業を始める時間がバラバラな場合もあります。
いつもの時間になっても業者が来ないと不安やストレスに繋がるので、工程ごとの作業開始時間を事前に確認しておくと安心です。
また外壁塗装中は家を留守にしていても問題ないため「仕事で不在にするが大丈夫か」と不安に感じる必要はありません。
6:突然の休みで工程が進まない
業者が突然休みになると、予定表通りに作業が進まないため工事が長引くのではないかと不安に感じます。業者がやむを得ず休むケースは以下のとおりです。
工事が休みになるケース
- 雨天による作業の中止
- 作業員の体調不調
外壁塗装の作業は天候によって左右されます。雨天の日は塗料の密着性が下がるためむしろ休む業者の方が信用できます。天気の良い日なのに作業をしていない場合は、従業員の体調不良などで充分に施工できないおそれがあり休みになるケースが考えられます。
いずれにせよ報告してもらえないと不安に感じるため、打ち合わせの際に突然の休みになった際の報告手段を確認しておきましょう。
外壁塗装のストレスを軽減する【8つの方法】
外壁塗装でストレスを感じるのは仕方がありませんが、ストレスを軽減させることは可能です。
では軽減させる方法とは何があるのでしょうか。8つの方法を解説します。
1:業者さんと頻繁にコミュニケーションをとる
業者と頻繁にコミュニケーションをとって、思ったことを伝えやすい環境をつくりましょう。また親しく会話ができると、毎日顔を合わせるストレスも軽減されます。
ただし中にはコミュニケーションが得意ではない業者さんもいるため、事前に以下の対応をとると良いです。
事前のチェックポイント
- ホームページを見て業者の人となりを確認する
- 依頼するときに「コミュニケーションのとれる職人さんが良い」と伝える
- Lineなどでコミュニケーションが取れるか確認する
なるべく手が離せないタイミングで話しかけないために、コミュニケーションを取るタイミングは作業前や作業後が望ましいです。
2:事前の打ち合わせで不安なこと伝える
打ち合わせの段階で業者に不安な点を伝えて理解してもらうことが大切です。打ち合わせ中は業者の質が分かる絶好の場。真摯に対応してくれる業者は不安に寄り添い、ストレスを軽減させるように配慮する優良業者である場合が多いです。
一方で不安に対して説明が分かりづらい、業者の意見を押し付けてくる場合は注意が必要です。
もし気になる点があれば、担当者を変更の旨を伝えて対応してもらいましょう。
3:業者に生活スタイルを伝えておく
夜勤やシフト制など生活スタイルが工事とズレていて不安を感じる方は、作業時間中は留守にしていることが多いことを伝えておきましょう。
事前に伝えておけば、何かあったときにお互いストレスなく状況の共有ができます。主な連絡手段の一例を紹介します。
業者との連絡手段
- 頻繁に電話で報告
- 1日の終わりにまとめてメールやLINEで報告
連絡を円滑におこなってくれる業者であれば、家にいないときの急なトラブルの発生にもきちんと対応できるはずです。家を留守にしてる間の不安を解消させるためにも事前に伝えておきましょう。
4:近隣の住宅には事前に挨拶に行く
近隣の住民から嫌味を言われないために、工事が始まる前に挨拶に行きましょう。足場を組み立てる1週間〜3日前に、自分の家の隣、裏、向かいの住民に挨拶するのが基本です。ほかにも塗装の影響が出そうだと思う家にも挨拶しましょう。
挨拶に行く際のポイント
- 業者と一緒に挨拶に回る
- 不在を考慮して挨拶文を用意しておく
- 足場・高圧洗浄をおこなう日のスケジュールを伝えておく
- 高圧洗浄の日は洗濯物を干さないように伝える
業者と一緒に回れば、外壁塗装の説明や近隣の住民からの質問に対応してくれます。また不在時にポストに入れておく用の挨拶文を用意しておくと、挨拶に来なかったと相手を不快にさせる心配はありません。
また挨拶の際は、足場・高圧洗浄の日は騒音が響くとあらかじめ伝えておきましょう。
5:近隣の住宅には工事後にお礼に行く
工事前だけでなく、工事後も近隣の住民にお礼に行くのがおすすめです。具体的には、以下の迷惑をかけたことについて協力してくれたお礼を伝えましょう。
挨拶のポイント
- 騒音などの迷惑をかけたこと
- 洗濯物を外で干さなかったこと
工事後に改めてお礼を言えば誠意が伝わるうえに、近隣の住民も日常生活に戻ったと安心感を与えられます。工事前に挨拶した家には一言お礼を伝えましょう。
6:工事の工程を詳細に確認しておく
工事の工程を事前に確認すれば、ストレスから逃れられます。
ストレスを軽減できる例
- 業者に工事予定を出してもらうように依頼をする
- 洗濯物を干せる日を確認して外で干せる
- 騒音が響く日は外出して気分転換する
工事の詳細を確認する際に自分の悩みを伝えるのがおすすめです。たとえば「騒音が苦手だ」と伝えれば、騒音が響く日を教えてくれるため、それに合わせて予定を組めるでしょう。
7:ニオイが気になるなら塗料の種類を確認する
外壁塗装で利用する塗料には油性塗料と水性塗料の2種類があり、ニオイが気になる方には水性塗料がおすすめです。
油性塗料を使用する日はお出かけするなどしてニオイから離れるようにしましょう。
油性塗料はニオイが強い?使うメリットは?
油性塗料に比べて、水性塗料はニオイが強くないためストレスが減ります。ただし、油性塗料は密着性が高く、金属部分の塗装に最適です。
8:ストレスがかかる心構えでいる
外壁塗装をするうえで、何かしらのストレスがかかるのは仕方がありません。工事は2週間程度で終わるので、その間の辛抱だと思って割り切る姿勢が大切です。
ストレスがかかるからといって外壁塗装を後延ばしにすると、家の性能に関わる部分が劣化してしまうおそれがあります。必ず適切な時期に外壁塗装をおこないましょう。
雨が少ない春や秋がよい時期です
外壁塗装のストレスでよくある質問
-
塗装中に塗料が近隣の車に付着してしまったようです。どうしたら良いでしょうか?
-
まずは予防のために塗装がとばないようにシートを掛けてもらいましょう。施主だけでなく近隣住民に対しても業者が「請負業者賠償責任保険」を利用すれば、修理費用を負担してもらえます。
-
近隣クレームの対応は施主が行うべきでしょうか?
-
近隣クレームの窓口に業者が立ってもらえるよう、事前にお願いしておく必要があります。着工前の挨拶などの際、業者の連絡先を知らせておけばスムーズです。
-
工事の進捗を実際に確認したいのですが可能でしょうか?
-
足場内は危険なので入って実際に確認できない場合がほとんどです。業者にお願いして、写真を撮ってもらうように交渉しましょう。
外壁塗装のストレスのまとめ
外壁塗装のストレスは、業者探しから施工中まで一貫して感じる場面があります。自分に合う業者を選ばないとストレスを感じやすいです。
外壁塗装で感じるストレス
- しつこい電話やメールによって業者選びに疲弊する
- 施工中の報連相が行き届いておらず、不安になる
- ニオイ、騒音など生活に支障が出る
- 近隣からクレームがくる
外壁塗装のニオイや騒音などはどうしても避けられません。ストレスがかかるものだと心構えしたうえで、できるだけ施工主にストレスをかけないよう配慮してくれる業者に依頼するのが大切です。