20年間塗り替えいらずな無機塗料を知っていますか?無機塗料とは、フッ素塗料を超える「超高耐久な塗料」として注目を集めている塗料です。
無機塗料は2002年に開発された比較的新しい塗料ですが、すでに多くの大型構造物や公共施設で使用されています。近年では住宅の外壁塗装に無機塗料を選択する人も増えてきました。
しかし、価格が高いため、数年しか住まない家への塗装はおすすめできません。また、無機塗料での塗装経験がある業者を選ばなければ、期待した効果を得られない可能性があります。
そこでこの記事では、無機塗料の特徴から費用相場、耐用年数まで詳しく解説します。おすすめの塗料も紹介するので、無機塗料で外壁塗装をしたいという人は参考にしてください。
この記事でわかること
- 耐用年数は20~25年で塗料の中でもっとも長い
- 費用相場は4,500~5,500円/㎡で塗料の中でもっとも高価
- 知識や技術のない業者に依頼すると塗料の持つ効果が得られない
- 塗装できない外壁材がある
無機塗料とは?【無機物を主成分とした塗料】
無機塗料は、セラミックやケイ素などの無機物を主成分とした塗料です。紫外線にさらされても劣化しにくいため寿命が長く、他の塗料と比較しても高い耐久性を誇ります。
外壁塗装で一般的に使用されるシリコン塗料やラジカル塗料は、主成分が合成樹脂などの有機物となる有機塗料です。有機物は伸縮性がありひび割れしにくいですが、紫外線にさらされると劣化して色あせやチョーキングが現れます。
しかし、無機塗料は主成分が無機物となり、有機物があまり含まれていません。そのため、紫外線に強く、有機塗料よりも高い耐久性を発揮できます。
ただし、無機塗料に含まれる無機物と有機物の割合は決められておらず、含有量は塗料によって異なります。無機塗料と謳っていても、有機物の割合が多いと耐久性は期待できず、劣化しやすくなるため注意しましょう。
無機塗料は、有機塗料の弱点である紫外線による塗膜の劣化を解決するために開発されました。無機物の耐候性と有機物の柔軟性を組み合わせているため、ハイブリッド塗料とも呼ばれます。
無機塗料の5つのメリット
無機塗料のメリットは、以下の5つです。
無機塗料のメリット
- 耐久性が高い
- 付着した汚れが落ちやすい
- カビやコケが繁殖しづらい
- 不燃性に優れている
- メンテナンスコストが削減できる
1.耐久性が高い
無機塗料の主成分は劣化しにくい無機物のため、雨や紫外線といった外的要因を受けてもあまり劣化しません。そのため、耐久性が高く、耐用年数は20~25年と長いです。
有機塗料の中でトップクラスの耐久性を持つフッ素塗料でも、耐用年数は15~20年ほど。20年以上持つ塗料は無機塗料のみとなり、外壁塗装における塗料の中でもっとも高耐久な塗料といえます。
紫外線によって劣化する樹脂成分が含まれていないため、色あせや変色、チョーキングが起こりづらく、長期間、美観が損なわれません。
2.付着した汚れが落ちやすい
無機塗料は親水性が非常に高く、外壁表面に付着した汚れが落ちやすいです。親水性があると外壁と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを一緒に落としてくれます。
また、無機塗料は静電気が発生しにくいため、埃などの汚れも付着しづらいです。静電気は空気中に浮遊しているごみや埃を引き寄せて、外壁表面に付着させます。付着したごみや埃が水を含むと、カビやコケ、藻などの原因となります。
無機塗料で塗装すると汚れにくくなり、メンテナンスがラクです。自分で外壁を洗浄する手間が省けるため、洗浄頻度を減らしたい人やきれいな外観を保ちたい人におすすめです。
3.カビやコケが繁殖しづらい
無機塗料には、カビやコケの栄養分となる有機物の含有量が少ないため、無機塗料で塗装するとカビやコケの繁殖がおさえられます。
カビやコケが外壁に生えると、見た目が悪くなるだけでなく、根を張って外壁自体を傷つける可能性があります。カビやコケはブラシやスポンジを使って水洗いしないと落とせないですし、広範囲に及ぶ重度なものは業者でなければ除去できません。
カビやコケは、湿度が高い場所に繁殖します。川や湖に面している、周辺に木が多い、通気性や日当たりが悪い場所に住んでいる方は、無機塗料での塗装がおすすめです。
4.不燃性に優れている
無機塗料は鉱物やガラスなどの無機物を主成分としており、火が燃える際の原料となる炭素の量が少ないです。そのため、火や炎にさらされても燃えにくい、または極めて燃えづらいため、不燃性に優れています。
不燃性に優れていると、万が一、自宅で火事が起きても被害を最小限におさえられるほか、隣家で火事が起きても自宅に燃え移るリスクを低減できます。外壁を無機塗料で塗装すると、火災に強い家にできるというわけです。
しかし、前途のとおり無機塗料には有機物が含まれているため、まったく燃えないということではありませんが、有機塗料と比べるとはるかに燃えにくいといえます。
5.メンテナンスコストが削減できる
無機塗料は耐用年数が長いため、他の塗料のように頻繁に塗り直しをする必要がありません。また、汚れが付着しづらく、付着しても雨水で洗い流されるため、外壁にかかるメンテナンスコストを大幅に削減できます。
以下は、30年間におこなう外壁塗装の回数をシリコン塗料と比較した表です。
塗料 | 耐用年数 | 30年間におこなう外壁塗装の回数 |
---|---|---|
無機 | 20~25年 | 1回 |
シリコン | 10~15年 | 2~3回 |
無機塗料で塗装すると、外壁塗装の回数をシリコン塗料の半分または半分以下に減らせます。
塗料の耐用年数や耐久性が低いと塗り替えや清掃が頻繁に必要となり、メンテナンスにかかる費用も高くなります。そのため、メンテナンスコストをおさえたい、外壁塗装の頻度を減らしたいという方は無機塗料がおすすめです。
メンテナンスコストとは、住まいの清掃や点検、修繕、管理にかかる費用のことです。外壁の美観や耐久性を維持するために欠かせないコストです。
無機塗料の5つのデメリット
無機塗料のデメリットは、以下の4つです。
無機塗料のデメリット
- 価格が高いため初期費用がかかる
- 塗膜が固いためひび割れしやすい
- 扱いづらい塗料のため職人の腕で仕上がりが異なる
- 塗料が付着しにくく再塗装が難しい
1.価格が高いため初期費用がかかる
無機塗料は耐久性が高い分、価格も高いため初期費用がかかります。無機塗料の費用相場は4,500~5,500円/㎡となり、費用相場が2,500~3,200円/㎡のシリコン塗料と比べて約1.8倍も高いです。
無機塗料は塗料の中でもっとも高価といえます。外壁塗装の費用相場は30坪住宅で80~100万円ほどですが、無機塗料を使用した場合は100万円以上かかると留意しましょう。
無機塗料を使用するのであれば、ある程度のまとまったお金を準備しておかなければなりません。1度に支払うことが難しければ、ローンの利用を検討しましょう。
外壁塗装の費用については下記の記事で詳しく解説しています。
>>外壁塗装の費用はいくら?同じ建坪でも差が出るケースや注意点まで徹底解説
2.塗膜が固いためひび割れしやすい
固い無機物が主成分の無機塗料は、塗膜が固くひび割れしやすいです。また、外壁表面にひびが入った際に追従できず、塗膜もひび割れを起こす可能性があります。
塗膜にひび割れが起こる原因として、地震や台風、経年劣化、車などの振動などが挙げられます。ひび割れから雨水が侵入すると外壁材を傷めたり、雨漏りに発展して外壁内部を損傷させたりします。
塗膜が固い無機塗料は、ひび割れしやすい外壁との相性が良くありません。中でも、モルタル外壁はひび割れを起こしやすいため注意が必要です。ひび割れしやすい外壁を無機塗料で塗装したい場合は、弾力性や伸縮性の高い無機塗料を選択するとよいでしょう。
3.扱いづらい塗料のため職人の腕で仕上がりが異なる
外壁塗装は、知識や技術のある職人がきちんとした手順で適正な厚みで均一に塗装しなければ、期待どおりの効果は得られません。特に無機塗料は扱いづらい塗料のため、職人の腕で仕上がりが異なると留意しましょう。
また、無機塗料は比較的新しい塗料のため、経験の浅い職人も存在します。施工経験がない職人だと塗料を正しく扱えず、施工不良を起こし数年で剥がれてしまう可能性が高いです。
無機塗料で外壁塗装をする場合は、無機塗料の施工実績が豊富にある腕の良い業者に依頼することが大切です。
無機塗料に限らず、外壁塗装は職人の知識と技術がとても大切です。
4.塗料が付着しにくく再塗装が難しい
無機塗料は汚れが付着しづらい反面、再塗装した際の塗料も付着しにくいです。そのため、再塗装が難しく、再塗装しても想定するより早く剥がれる可能性があります。
また、無機塗料の中には塗り替えのできない、外壁の交換が前提となっているものもあるため注意しましょう。
そのため、無機塗料は塗り替えの頻度が低いといっても、再塗装のことも考慮して使用するかどうかを判断するのが賢明です。無機塗料で外壁塗装する場合は、無機塗料と相性の良い塗料を事前に業者に確認しておくと安心です。
無機塗料の費用相場と耐用年数
無機塗料の費用相場は4,500~5,500円/㎡、耐用年数は20~25年です。他の塗料と比べると、もっともグレードが高いことがわかります。
塗料 | 費用相場 | 耐用年数 |
---|---|---|
無機 | 4,500~5,500円/㎡ | 20~25年 |
フッ素 | 3,500~5,500円/㎡ | 15~20年 |
ラジカル | 2,500~3,200円/㎡ | 12~17年 |
シリコン | 2,500~3,200円/㎡ | 10~15年 |
ウレタン | 1,800~2,200円/㎡ | 8~10年 |
アクリル | 1,200~1,800円/㎡ | 4~7年 |
耐用年数が20年を超える塗料は、無機塗料しかありません。
無機塗料は長期にわたり外壁を保護できるだけでなく、外壁にかかるメンテナンスコストを削減できるため、初期費用はかかりますがコストパフォーマンスの良い塗料といえます。
無機塗料での外壁塗装がおすすめな人3選
以下に該当する人は、無機塗料での外壁塗装がおすすめです。
無機塗料での外壁塗装がおすすめ人
- できるだけ長くきれいな外観を保ちたい
- 日当たりが悪くカビやコケが発生しやすい家に住んでいる
- 外壁メンテナンスを頻繁におこなうのが面倒
1.できるだけ長くきれいな外壁を保ちたい人
無機塗料は耐久性が高いため、可能な限りきれいな外観を保ちたい人におすすめです。
汚れが付着しにくく、付着しても雨水によって洗い流されるため、メンテナンスの手間がかからず、長期にわたりきれいな外観を維持できます。
また、紫外線にさらされても劣化しにくいため、他の塗料と比べて色あせや変色が起こりにくいです。そのため、長時間、直射日光が当たる家に住んでいる人にもおすすめです。
2.日当たりが悪くカビやコケが発生しやすい家に住んでいる人
無機塗料はカビやコケが繁殖しづらいため、日当たりが悪くカビやコケが発生しやすい家に住んでいる人におすすめです。
カビやコケは見た目の美観を損ねるだけでなく、人体や外壁の耐久性にも悪影響を及ぼすため注意しなければなりません。カビやコケが繁殖しやすい以下の場所に住んでいる人は、無機塗料での外壁塗装がおすすめです。
カビやコケが繁殖しやすい場所
- 日当たりと風通しが悪い
- 水辺の周辺
- 木が近くにある
- 北側の外壁
ただし、無機塗料にはカビやコケの栄養分である有機物が含まれているため、まったく繁殖しないというわけではありません。定期的に外壁をチェックして、カビやコケを見つけたら早急に対処することが大切です。
3.外壁メンテナンスを頻繁におこなうのが面倒な人
無機塗料は高耐久で耐候性も高いため、外壁メンテナンスを頻繁におこなうのが面倒な人におすすめです。
無機塗料は静電気も発生しにくく、空気中の埃やごみといった汚れが付着しにくいです。さらに、親水性があり汚れが落ちやすいため、自分で外壁を洗浄する手間があまりありません。
また、外壁塗装の頻度も減らせます。一般的な外壁塗装の目安は10年に一度ですが、無機塗料を使用すれば20~25年に一度で済みます。
外壁メンテナンスの頻度が減ると、業者探しや依頼する手間や時間も減らせます。ただし、無機塗料は扱いづらい塗料のため、機能を十分に発揮させるには施工実績が豊富な業者に依頼することが大切です。
無機塗料での外壁塗装がおすすめでない人3選
無機塗料での外壁塗装がおすすめでない人を紹介します。以下に該当する人は、無機塗料以外の塗料を検討しましょう。
無機塗料での外壁塗装がおすすでない人
- 初期費用をおさえたい
- 近い将来、建て替えや転居を考えている
- ガルバリウム鋼板の家に住んでいる
1.初期費用をおさえたい人
無機塗料は高価なため、初期費用をおさえたい人にはおすすめできません。30坪住宅の場合、1回の外壁塗装に100万円以上かかるため、初期費用をおさえたい人はシリコン塗料やラジカル塗料がおすすめです。
各塗料の費用相場と耐用年数は以下のとおりです。
塗料 | 費用相場 | 耐用年数 |
---|---|---|
無機 | 4,500~5,500円/㎡ | 20~25年 |
ラジカル | 2,500~3,200円/㎡ | 12~17年 |
シリコン | 2,500~3,200円/㎡ | 10~15年 |
シリコン塗料やラジカル塗料は初期費用をおさえられますが、耐用年数は短くなるためメンテナンスの頻度は高くなります。
塗料を選ぶ際は、初期費用とメンテナンスコストのどちらを重視するかを判断したうえで選ぶとよいでしょう。
シリコン塗料とラジカル塗料の種類については下記の記事で詳しく解説しています。
>>外壁塗装で人気のシリコン塗料!メリット・デメリット、費用、おすすめ塗料まで徹底解説
>>外壁塗装におすすめな「ラジカル塗料」とは?特徴や価格、メリット・デメリットを解説
2.近い将来、建て替えや転居を考えている人
耐用年数が20~25年の無機塗料がオーバースペックとなる人にはおすすめできません。そのため、近い将来、建て替えや転居を考えている人は、無機塗料よりも耐用年数が4~7年で安価なアクリル塗料がおすすめです。
費用相場で比べると、無機塗料が4,500~5,500円/㎡に対し、アクリル塗料は1,200~1,800円/㎡。アクリル塗料だとコストを無機塗料の半分以下におさえられ、無駄な出費を減らせます。
外壁塗装は、あと何年住むのかを考慮して塗料を選ぶことも大切です。
3.ガルバリウム鋼板の家に住んでいる人
無機塗料とガルバリウム鋼板は相性が悪く、塗料がしっかりと密着しないことが多いです。塗料が密着しないと早期の剥がれや膨れの原因となるため、ガルバリウム鋼板に無機塗料を塗装する際は要注意です。
また、ガルバリウム鋼板には気温が上昇すると膨張し、逆に低下すると収縮する性質があります。しかし、無機塗料は塗膜が固く伸び縮みしないため、外壁の動きに追従できずひび割れしやすくなります。
ただし、すべての無機塗料がガルバリウム鋼板と相性が悪いというわけではありません。中にはガルバリウム鋼板に塗装できる無機塗料もあるため、塗装業者に相談することをおすすめします。
おすすめの無機塗料3選
無機塗料で外壁塗装するのであれば、大手メーカーの塗料がおすすめです。おすすめの無機塗料を3つ厳選したので、参考にしてください。
1.日本ペイント「アプラウドシェラスターNEO」
アプラウドシェラウターNEOには以下の特徴があります。
アプラウドシェラウターNEOの特徴
- メーカーが想定する耐用年数は20年
- 塗膜に柔軟性がありひび割れしにくい
- 防火材料認定塗料で燃えにくい
- 艶ありのほかに、7分艶や5分艶も選べる
アプラウドシェラウターNEOは、有機塗料と無機塗料の2つのメリットを併せ持つハイブリッド塗料です。高い柔軟性を持ちひび割れしにくいことから、コンクリートやモルタルなどの外壁にも塗装可能です。
また、無機塗料が持つ親水性をさらに高めた超低汚染性によって、外壁に付着した汚れを雨とともに洗い流し、美観を維持します。オプションの「クリスタコート」でコーティングすればさらに親水性が高まり、高レベルの低汚染性を発揮します。
2.関西ペイント「アレスシルクウォール」
アレスシルクウォールには以下の特徴があります。
アレスシルクウォールの特徴
- 艶がないため落ち着いた仕上がりになる
- 塗膜に弾力性があるのでひび割れしにくい
- 期待耐用年数は15年
アレスシルクウォールは、特殊防汚成分により長期にわたって低汚染性を発揮するとともに、シリコン塗料同等以上の耐久性を兼ね備えた塗料です。
マイクロパウダー技法を用いた艶消し技術により、おだやかな仕上がり感で、艶がないため、艶ありのように外壁がピカピカと光ることはありません。
また、艶消しでありながら塗膜が強靭で弾性があるため、コンクリート、モルタル、窯業系サイディング、鉄、亜鉛めっきなどにも塗装可能です。
3.エスケー化研「セラミタイトペイント」
セラミタイトペイントには以下の特徴があります。
セラミタイトペイントの特徴
- 艶がない艶消しタイプ
- 無機塗料の中では安価だが、耐用年数は5~7年と短い
- 乾燥性や作業性に優れ、安全で使いやすい
セラミタイトペイントは、耐汚染性に優れた艶消し塗料です。無機塗料としては安価ですが、メーカーの期待耐用年数は短く、5~7年しか持ちません。
外壁に汚れが付着しにくく、雨水で汚れが除去されやすいため、メンテナンスは容易です。また、艶がないため、ピカピカと光った艶のある見た目が好みでない人におすすめです。
外壁塗装無機塗料でよくある質問と回答
-
無機塗料をうまく扱える業者の選び方を教えてください。
-
無機塗料の施工実績が豊富で、1級塗装技能士の資格保有者が在籍する業者を選びましょう。施工実績や資格の有無は業者のホームページなどで確認できます。
-
オリジナル無機塗料を勧められましたが本当に大丈夫でしょうか?
-
オリジナル無機塗料は、機能や耐用年数に信頼性がないためおすすめできません。すべての無機塗料が耐候性や耐久性に優れているわけではないからです。
無機塗料を使用する際は、品質と信頼性のある3大塗料メーカーである日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研から選ぶことをおすすめします。
-
見積額が予想以上に高かった場合、どうしたらよいでしょうか?
-
相見積もりを取り、複数の業者から選定しましょう。相見積もりを取ることで適正価格がわかるほか、価格や提案内容を比較することでより良い業者が選べます。
外壁塗装無機塗料のまとめ
外壁塗装の無機塗料について紹介しました。無機塗料には以下の特徴があります。
無機塗料の特徴
- 耐用年数が20~25年と長く、メンテナンスコストをおさえられる
- 耐候性や防カビ・防藻性が高く、長期間、美観を維持できる
- 塗料の中では高価で初期費用がかかる
- 塗料の扱いが難しく、職人の腕が悪いと施工不良が起こる
無機塗料の最大のメリットは耐久性の高さです。紫外線にさらされても劣化しにくいため、長い間、美しい外観を保てます。
価格が高く初期費用はかかりますが、耐用年数が長いためメンテナンスコストをおさえられます。ただし、無機塗料は再塗装が難しく、相性次第では塗装できない建材もあります。塗料を適切に扱える業者も限られるため、業者選びは慎重に進めましょう。
無機塗料での外壁塗装は、無機塗料の施工実績が豊富で知識や技術のある信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。