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金属サイディングとは?種類や特徴、施工方法、おすすめメーカーを紹介

この記事の監修者

ヤマテック株式会社 代表
山下 隆盛

ヤマテック株式会社は、サイディング工事で2022年・2023年 ニチハ株式会社の出荷枚数で神奈川県No.1 を獲得!「外壁リフォームのお困りごとをゼロにする」外装リフォームプロ集団の主催者。

耐久性や機能性、デザイン性などに優れている金属サイディング。近年では新築・リフォームともに採用が増えている外壁材です。

断熱性が高く外気温に左右されにくいため、室内の温度が安定して1年中快適に暮らせます。また、防水性が高く凍害にも強いため、寒冷地域にお住まいの方にも適した外壁材です。

この記事では、金属サイディングの種類や特徴、施工方法、おすすめメーカーを紹介します。外壁工事を検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること

  • 金属サイディングの特徴
  • 金属サイディングの種類
  • 金属サイディングにリフォームする方法
  • 金属サイディングおすすめメーカー8選
  • お手元の見積りが本当に大丈夫か無料で診断します
  • 完全無料で厳選した優良業者をご紹介
  • ひび割れ・剥がれ・シロアリも相談OK
  • 施工中の業者に対する心配や不安の相談も大歓迎
正直 外装リフォームプロ集団は外壁塗装・リフォームする皆様をサポートいたします。

金属サイディングとは?軽量性や断熱性に優れた建材

金属サイディングとは、トタンやガルバリウム鋼板といった金属で作られたサイディングボードのことです。一貫した製造ラインで生産されるため、均一なサイディングボードに仕上がります。近年では窯業系サイディングに次いでシェア率の高いサイディングとして人気を集めています。

表面が金属でできているため、雨や雪などの水分を通さないことが特徴。また、金属サイディングは非常に軽量でひび割れにくく、耐震性にも優れています。特に日本は地震大国なため、これから外壁のリフォームを検討している方にはおすすめの外壁材です。

金属サイディングの芯材には断熱材が使用されているため、窯業系サイディングの5~6倍ほど、モルタル外壁の50倍ほど断熱性に優れています。

ただし、施工には専門的な技術が必要になるため、経験豊富な板金工事業者に依頼すことをおすすめします。

金属サイディングの種類【全4種類】を紹介

この章では、代表的な金属サイディング「ガルバリウム鋼板」「ステンレス鋼版」「アルミサイディング」「トタン」の4つを紹介します。

1.ガルバリウム鋼板

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ガルバリウム鋼板とは、1972年にアメリカで開発された金属鋼板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでめっきした金属サイディングの一種です。

耐用年数は25年ほどで、定期的にメンテナンスをおこなえば40年持つともいわれています。

また、金属製なのに錆に強く、非常に耐久性が高いことも特徴。沿岸地域にお住まいの方にも向いている金属サイディングです。

スタイリッシュな質感のため、モダンなデザインを好む方に指示されています。

2.ステンレス鋼板

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ステンレス鋼板は、鉄を主成分とし、炭素とクロムを配合した金属サイディングです。

表面に「不動態皮膜」といわれる非常に薄い保護被膜を作る働きを持っており、不動態皮膜が錆から守る働きがあります。錆づらい特性から雨水に強く、長期間にわたり美しさを維持します。

耐用年数は50年ほど。色あせが気になる場合は再塗装が必要ですが、建材の性能を維持するだけであればメンテナンスフリーと捉えても問題ありません。

メンテナンスに手間をかけたくない方におすすめの金属サイディングです。

3.アルミサイディング

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アルミサイディングは、軽量で錆にくいアルミニウムを主要素材として使用した金属サイディングです。

金属サイディングの中でももっとも歴史が古く、1990年代に大ブームを巻き起こし、30年以上たった今でも街中でよく見かけるほどです。

耐用年数は35~40年ほど。耐震性や耐久性、耐候性、防音性、防水性に優れており、外気温の変化などにも強い建材です。

モダンな雰囲気を演出したい方におすすめの金属サイディングです。

4.トタン

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トタンは亜鉛でコーティングされた薄い鋼板のことです。亜鉛コーティングは水分や酸素など外部環境から守ってくれるため、外壁や屋根だけでなく農業用の施設や一時的な避難所などにも利用されています。

また、カットや形状の変更も比較的容易なため、DIYにも利用されやすい建材です。

耐用年数は20~25年と他の金属サイディングに比べると短めですが、その分コストが低いため、初期投資をおさえたい方におすすめの金属サイディングです。

金属サイディングにリフォームする方法【施工方法を紹介】

金属サイディングへのリフォームは住宅の外観を刷新し、長期にわたって建物を守ってくれる役割があります。ここでは外壁と屋根に適用できる3種類のリフォーム方法を解説します。

施工方法を検討する際は施工業者と相談し、今後の居住期間や劣化状況などを加味して検討すると良いでしょう。

カバー工法(外壁・屋根)

カバー工法は、既存外壁・屋根の上から新しい金属サイディングを重ねて張り付ける工法です。

既存外壁・屋根材の撤去費用がかからないため、張り替え・葺き替え工事よりも費用をおさえてリフォームできます。また、デザインの一新、工期の短縮、防音性・断熱性の向上など、多くのメリットがあります。

しかし、劣化が著しい場合は適用できないこと、古い壁や基礎部分の老朽化が進行する可能性があることなど、デメリットにも考慮が必要です。

工期は一般的な住宅で14~21日ほどです。また、1㎡あたりの費用は10,000~20,000円ほど。30坪程度の住宅であれば200万円〜が相場になります。

山下さん

カバー工法を選択する際は、既存外壁・屋根の状態だけでなく、下地材や防水シートの劣化具合なども把握しなければいけません。適切な工事をおこなうためにも、専門業者にしっかりと事前調査をおこなってもらいましょう。

張り替え(外壁)

Exterior-wall-replacement

外壁張り替え工法とは、既存外壁を撤去し、下地や防水シートを補修したのち新しい金属サイディングを張り替える工法の事です。

既存外壁を完全に撤去することで外壁内部の劣化状態を把握でき、下地材や防水シート、躯体の補修も可能。建物の寿命を高められます。

しかし、カバー工法に比べて工数も多く、工期が1週間ほど長くなるため、コストが数十万円高くなるデメリットがあります。

工期は一般的な住宅で30日ほどです。また、1㎡あたりの費用は15,000~30,000円ほど。30坪程度の住宅であれば300万円〜が相場になります。

山下さん

コストは高めですが、長期的な視点で見るとメリットは大きいです。施工業者と相談してカバー工法と悩んだら張り替えをおすすめします。

葺き替え(屋根)

屋根葺き替えとは、既存屋根を撤去したのち、新しい金属サイディングを設置する工法のことです。

葺き替えのメリットは、屋根の構造や断熱性を根本から見直すことができる点です。また、雨漏りの改善や、耐震性・耐久性のアップが見込めます。

しかし、大掛かりな工事になるため、どうしても工期が長くなります。施工中は建物が露出するため、天候に左右されるリスクには考慮が必要です。

工期は一般的な住宅で14~20日ほどで、一般的な住宅の費用相場は100万~200万円ほどになります。

山下さん

屋根葺き替えは、家全体の快適性と安全性を大きく向上させる重要な投資です。工事には時間と費用がかかりますが、専門家による適切な施工で家の寿命を延ばし、資産価値を高められます。

金属サイディングおすすめメーカー【8選】

金属サイディングの一例として、おすすめメーカーと商品を紹介します。メーカーによって表面材やデザインバリエーションの数が違うため、下記を参考に自宅に適した金属サイディングを選んでください。

1.ニチハ株式会社「M型スマートフラットプレミアム」

M型スマートフラットプレミアムは、金属ならではの素材感を活かしたフラットデザインが特徴の外壁材です。業界最厚の18mmの厚みとつなぎ目部分の溝を深くすることで、フラットながらも三次元の重厚な立体感を実現しています。

耐震性、断熱性、遮音性などの機能性に優れ、多様なシーンに対応します。

現代的でスタイリッシュな外観を求める方におすすめです。

表面材フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板
見た目シンプル・シャープ・スタイリッシュ
サイズ18×300×3000mm
18×300×4000mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション5種類
保証対応変色・褪色10年、塗膜10年、赤さび10年、穴あき10年

2.ニチハ株式会社「NS型ネオスパンプレミアム」

NS型ネオスパンプレミアムは、18mmの厚みを持つプレミアムシリーズの金属製サイディングです。

軽量で断熱性や耐久性に優れており、新築やリフォームにも最適。さらに、30分の防火認定と45分の準耐火認定を受けており、火災が発生した場合でも建物や中にいる方の避難時間が確保できます。

金属特有の質感を活かしたフラットデザインが特徴で、現代的な建築の外観を求める方におすすめです。

表面材フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板
見た目多彩なデザイン
サイズ18×385×3000mm
18×385×4000mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション12種類
保証対応変色・褪色10年、塗膜10年、赤さび10年、穴あき10年

3.アイジー工業株式会社「SF-ガルステージシャイン」

SF-ガルステージシャインは、遮熱効果を持つフッ素樹脂塗装が施されたガルバリウム鋼板です

光と影が織り成すシャープなラインが金属ならではの質感を最大限に引き出し、住宅から店舗、工場など幅広く採用されています。

シンプルかつ温かみのあるデザインを好む方におすすめです。

表面材遮熱性フッ素樹脂塗装ガルバリウム鋼板
見た目シンプル・シャープ・スマート
サイズ15×385×3000mm
15×385×4000mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション11種類
保証対応変褪色10年、赤さび10年、穴あき10年

4.アイジー工業株式会社「SP-ガルスパン」

SP-ガルスパンは、ポリエステル樹脂が塗装されたガルバリウム鋼板です。不動の人気を誇る金属サイディングで、多くの住宅に採用されています。

金属板と断熱材が一体化した構造になっており、断熱性や耐火性に優れています。

洗練されたスタイリッシュな外観を求める方におすすめです。

表面材ポリエステル樹脂塗装ガルバリウム鋼板
見た目上品・洗練・スタイリッシュ
サイズ15×396×3000mm
15×396×4000mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション12種類
保証対応変褪色10年、赤さび10年、穴あき10年

5.YKK AP株式会社「アルカベール モダンシリーズ ラインバークスパン」

アルカベール モダンシリーズ ラインバークスパンは、太陽の光を柔らかく反射する金属サイディングです。アルミ外装材と鋼板装材のどちらにも対応しています。

また、シルバー色には紫外線にも強い耐久性を持つ「フッ素塗装品」が販売されています。

シンプルかつモダンなデザインを好む方におすすめです。

表面材アルミ外装材・鋼板外装材
見た目やわらかい・落ち着いた
サイズ15×350×3790mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション3種類
保証対応原板10年、塗膜10年

6.YKK AP株式会社「アルカベール モダンシリーズ ラインバーク」

アルカベール モダンシリーズ ラインバークは、メタリックな質感が特徴の金属サイディングです。

軽量で加工しやすいアルミ素材を活かし、高い耐久性と断熱性を実現。水分にも強いため漏水の心配もほとんどありません。

メタリックなデザインを好む方や、沿岸地域・寒冷地域にお住まいの方におすすめです。

表面材アルミ外装材
見た目メタリック・落ち着いた
サイズ15×350×3790mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション3種類
保証対応原板10年、塗膜10年

7.旭トステム外装株式会社「スチール ニュースタンダード スパンサイディングS」

スチール ニュースタンダード スパンサイディングSは、フッ素鋼板を使用したストライプ調の金属サイディングです。

他のサイディングより安価かつ多彩なカラーバリエーションから選べるため、初めて外壁をリフォームされる方でも採用しやすい金属サイディングとなります。

見た目をストライプ柄にしたい方や、モダンなコーディネートを楽しみたい方におすすめです。

表面材フッ素鋼板
見た目多彩なデザイン
サイズ15×370×3788mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション9種類
保証対応塗膜の変色・褪色10年、赤さび・穴あき15年

8.旭トステム外装株式会社「スチール ニュースタンダード スパンサイディングN」

スチール ニュースタンダード スパンサイディングNは、鉄骨下地防火構造のみに対応している金属サイディングです。

高品質なフッ素鋼板の使用により新築時の色合いが長持ちします。紫外線にも強く色あせしにくいため、ダメージを受けやすい環境下でも優れた性能を発揮します。また、赤さび・穴あきの15年保証付いているため安心です。

新築住宅だけでなくリフォームや商業施設にも適しており、モダンからクラシック、和風、ミニマリストまで多様なスタイルを好む方におすすめです。

表面材フッ素鋼板
見た目シンプル・モダン
サイズ15×370×3788mm
張り方タテ張り・ヨコ張り
デザインバリエーション2種類
保証対応塗膜の変色・褪色10年、赤さび・穴あき15年

金属サイディングでよくある質問と回答

金属サイディングにはどんなデザインがありますか?

金属サイディングは、木目調やモダン調、表面が滑らかなもの、表面に凹凸があるものなど、さまざまなデザインがあります。自宅の外観に合わせて自由に選べるため、個性的な外壁を実現できます。

金属サイディングのリフォームはどんな人に向いていますか?

金属サイディングのリフォームは、耐久性やメンテナンスの容易さを求める方や、外壁を長期間美しく保ちたい方に最適です。特に、気候条件に強い素材を求める方や、住宅の外観をスタイリッシュにしたい方に向いています。

金属サイディングにリフォーム後はどんなメンテナンスが必要ですか?

コーキングの劣化やチョーキングの発生、錆や傷を発見したら、ずぐに専門業者に相談しましょう。建物内部に雨水が侵入しないように、塗装やコーキングの交換をおこなう必要があります。

金属サイディングのまとめ

金属サイディングの種類は4種類あり、それぞれ耐用年数やコストが異なります。種類ごとの特徴は以下のとおりです。

金属サイディングの種類

  • ガルバリウム鋼板はメンテナンスが容易だが錆が生じやすい
  • ステンレス鋼板はメンテナンス頻度は低いが金属サイディングの中でもっとも高価
  • アルミサイディングは施工が容易で錆にくいが比較的コストが高め
  • トタンは比較的安価だが耐用年数が短い

また、リフォーム方法としては、既存外壁・屋根の上に重ねるカバー工法と、既存外壁・屋根を撤去したのち金属サイディングを設置する外壁張り替え・屋根葺き替え工事があります。リフォームする際は既存外壁・屋根の劣化状態をしっかり調査してもらい、適切な工法で工事してもらいましょう。

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