おしゃれに仕上げたい外壁のデザイン。築年数が20年を超えている物件であれば、外壁デザインが気に入らず張り替えを検討している人もいますよね。
しかしどんな外壁にしようか、どんな配色がおしゃれに仕上がるのかわからず、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は、おしゃれな外壁に仕上げるコツや建物の実例を紹介します。おしゃれなサイディングを扱うメーカーや建物イメージについても解説するので、サイディングの張り替えを検討している人はぜひ参考にしてください。
おさえておくべきこと
- おしゃれなサイディング選びは、「温かい」「高級感がある」など仕上げたいイメージを膨らませるのが大切
- 塗装したいカラーによって仕上がりの雰囲気が変わる
- サイディングの種類によってできるデザインが変わる
- 高級感を出すなら、凹凸や立体感を意識する
おしゃれなサイディング選びは建物をイメージすることが大切
サイディングにはさまざまな種類があるため、どんな建物にしたいかイメージを膨らませましょう。仕上げたいイメージによって色やデザインが変わります。
建物イメージ | おすすめデザイン |
---|---|
温かみのある建物 | 木目調デザインやペールトーン |
スタイリッシュな建物 | 金属系サイディングや縦ラインのツートン |
高級感のある建物 | タイルやレンガのサイディング・厚みのあるサイディング |
和モダンな建物 | 落ち着いた暗い色味や木目調デザイン |
温かみのある建物にしたい場合
温かみのある建物にしたい場合は、木目調デザインのサイディングや淡い色調のペールトーンを選びましょう。優しく柔らかいイメージに仕上がり、落ち着きのある印象を与えます。
木目調デザインは、独特な木のぬくもりを感じながらも、本物の木を使う木質系サイディングより安価で施工できます。温かみのあるデザインにするなら、本物の木の色に近い茶色やベージュがおすすめです。
スタイリッシュな建物にしたい場合
スタイリッシュな建物にしたい場合は、金属系サイディングや縦ラインのツートンを選びましょう。シャープで都会的なイメージに仕上がり、個性的な印象になります。
スタイリッシュにしたい場合は、ブラックやネイビーなど暗い色味がおすすめです。写真のように、ホワイトと暗めの色のツートンはコントラストが際立ち、存在感が増します。
高級感のある建物にしたい場合
高級感のある建物にしたい場合は、タイルやレンガのサイディング、厚みのあるサイディングを選びましょう。本物のタイルやレンガのような重厚感を保ちながらも、安価でおしゃれな仕上がりになります。
18mmや21mmのような厚みのあるサイディングは、凹凸のしっかりした深掘りのデザインを選べます。耐久性や耐火性に優れているため、メリットが多いデザインです。
サイディングは厚みによって金額が変わり、厚みがあるほど高額になります。
和モダンな建物にしたい場合
和モダンな建物にしたい場合は、落ち着いた暗い色味や木目調のサイディングを選びましょう。木目調のデザインで黒やダークブラウンの色味にすると、個性的な和モダンな建物に仕上がります。
和モダンなツートンの外壁にしたいときは、暗い色味とベージュを組み合わせると、よりすっきりとして洗練された印象に仕上がるのでおすすめです。
おしゃれなサイディングの選び方
おしゃれなサイディングの外壁に仕上げるには、建物のデザインやカラーなど、重視すべきポイントをしっかり抑えることが重要です。建物タイプやデザインによって与える印象が変わるので、下記をおしゃれなサイディング選びの参考にしてください。
おしゃれなサイディングの選び方
- 建物タイプから選ぶ
- デザインから選ぶ
- カラーから選ぶ
- サイディングの種類から選ぶ
建物タイプからサイディングを選ぶ
建物タイプによって似合うデザインがあります。自宅の建物タイプに合わせて外壁のイメージを決めると、デザインや色味が決めやすくなります。
外壁は屋根の形によって印象が変わります。好きなデザインにするよりも見た目のバランスを重視したい人は、建物タイプに合うサイディングを選びましょう。
建物タイプ | 仕上がりイメージ |
---|---|
洋風・切妻屋根 | 北欧風のカントリーな雰囲気 |
和風・切妻屋根 | シンプルで温かみがある |
洋風・陸屋根 | スタイリッシュで高級感がある |
洋風・寄棟屋根 | どっしりとした重厚感がある |
和風・寄棟屋根 | 落ち着いた和モダンスタイル |
デザインからサイディングを選ぶ
豊富なデザインからサイディングを選ぶと、自分の理想に最も近い仕上がりになります。すでに仕上がりイメージが明確にある人におすすめです。
サイディングのデザインの種類は下記を参考にしてください。
サイディングデザインの種類
- 無地・フラット調デザイン
- 木目調デザイン
- タイル調デザイン
- 石目調デザイン
- レンガ調デザイン
- コンクリート調デザイン
- ライン調デザイン
- 塗り壁調デザイン
選べるデザインは、サイディングの種類やメーカーによって異なります。
カラーからサイディングを選ぶ
仕上げたいカラーが決まっている人は、カラーからサイディングを選んでイメージを作り上げましょう。下記のように、色によって与える印象が異なります。
色 | イメージ |
---|---|
ホワイト | 爽やかでエレガント |
ベージュ | 気品があり、調和が取りやすい |
グレー | クールで落ち着いた雰囲気 |
ブラウン | 自然で温かみがある |
ブラック | シックで個性的 |
色によって与える印象は変わりますが、選ぶトーンによっても印象は変わります。淡い色は柔らかい印象を与え、暗い色は落ち着いた重厚感のある印象を与えます。
窯業系などの種類からサイディングを選ぶ
サイディングは窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4つの種類があり、それぞれに特性があります。耐用年数や費用にこだわる人は、サイディングの種類から選ぶとデザインが決めやすくなります。
種類 | メリット | デメリット | 耐用年数 | 費用相場 |
---|---|---|---|---|
窯業系 | 耐久性が高い | 断熱性に劣る | 30年 | 3,000~8,000円/㎡ |
金属系 | 断熱性が高い | 費用が高い | 30年 | 5,000~9,000円/㎡ |
樹脂系 | 耐候性が高い | 施工業者が少ない | 30年 | 7,000~12,000円/㎡ |
木質系 | 独特のデザイン性 | 耐火性が低い | 30年 | 9,000~20,000円/㎡ |
窯業系サイディングは衝撃に強い素材を使用しているため、耐久性が高い外壁材です。金属系は雨や雪などの水分を吸収せず、断熱性だけでなく防水性も高いメリットがあります。
どの種類もシーリングの打ち替えや塗装など定期的なメンテナンスが必要で、メンテナンスの目安は10年前後です。
デザインが豊富なサイディングの種類は?
サイディングの4つの種類の中で、もっともデザインが豊富なのは窯業系サイディングです。レンガ調や木目調などさまざまな種類があり、デザインも妥協したくない人におすすめです。
サイディングの種類についてはこちらで詳しく解説しています。
>>シェア80%!サイディング【全4種類】特徴と選び方を徹底解説
サイディングメーカーごとの特色をチェック
サイディングはメーカーごとにも特色があります。使用するサイディングの種類や塗料、構造や費用などさまざまな違いがあるので、メーカーの特色を理解してデザインを選ぶのも一つの方法です。
主要サイディングメーカー
- ニチハ株式会社
- KMEW株式会社
- アイジー工業株式会社
- 旭トステム外装株式会社
ニチハ株式会社
ニチハ株式会社は、愛知県に本社をおく窯業系外壁材メーカーです。700種類もの豊富なラインナップからデザインが選べるので、デザインにこだわりがある人におすすめです。
種類 | 窯業系・金属系 |
人気のデザイン | プレミアムシリーズ |
デザインの傾向 | ナチュラル系のデザインが多い |
耐久性 | 40年塗り替え不要の超高耐候性塗料 |
保証 | 変色・褪色保証最大30年 |
ニチハの人気サイディングデザインは、40年塗り替え不要のプレミアムシリーズです。プラチナコート30という超高耐候性塗料を使用するため、色褪せやひび割れに強い外壁に仕上がります。
デザインの傾向はナチュラル系で、21mm厚のイフーカプレミアムはシンプルで一体感のある美しさが魅力。カラーバリエーションは淡い色味のラインナップが豊富です。
イフーカプレミアムのカラーバリエーション
- ホワイト
- アイボリー
- チャコール
- グレー
周囲との調和を気にする人や、ナチュラルなイメージを求めている人におすすめのメーカーです。
KMEW(ケイミュー)株式会社
KMEW株式会社は全国に営業所があり、アメリカに拠点を作るほど幅広い活動をしている外装材メーカーです。屋根材や雨樋など外装材をトータルで取り扱っているため、建物全体のデザインを変更したい人におすすめです。
種類 | 窯業系・金属系 |
人気のデザイン | 光セラシリーズ |
デザインの傾向 | 高級感がある |
耐久性 | 365日掃除不要 |
保証 | 色15年保証 |
KMEWの人気サイディングデザインは、外観をきれいに保てる光セラシリーズです。光セラシリーズは、紫外線を利用して汚れを浮かし雨水で洗い流す、セルフクリーニング機能がついています。
デザインの傾向は高級感があるものが多く、21mm厚のレジェールは次世代外装パネルで演出される重厚感が特徴のシリーズです。モダン調やキューブ柄などさまざまなデザインから選べます。
レジェールのカラーバリエーション
- シルクチタンホワイト
- アッシュチタンベージュ
- チャコールチタンブラック
- オイスターチタングレー
- マックスチタンホワイト
色味に特徴があり、独特な風合いが高級感を演出しています。
紫外線の力を利用するセルフクリーニング機能は、太陽が当たらない場所では機能しにくいデメリットがあります。
アイジー工業株式会社
アイジー工業株式会は、金属系サイディングがメインで、住宅向け外壁材・屋根材・鉄構造建築専用の外壁材の開発や製造、販売を行なっています。
youtubeやInstagramなどの公式のSNSでは施工したデザインを公開しているため、まだデザインを決めかねている人におすすめです。
種類 | 金属系がメイン |
人気のデザイン | アイジーサイディング |
デザインの傾向 | クールでスタイリッシュ |
耐久性 | 亜鉛めっき鋼板に比べて3~6倍の寿命が期待できる |
保証 | 赤サビ15年保証 |
アイジーの人気サイディングデザインは、独自技術で作られているアイジーサイディングです。金属板と断熱材を一体化し、軽量性・断熱性に優れた外壁材を使用します。雨や雪にも強く、凍結の心配がないので、寒い地域に住んでいる人も安心です。
デザインの傾向はクールでスタイリッシュなものが多く、シンプルモダンシリーズ・ナチュラルシリーズ・ベーシックシリーズから好みのスタイルを選べます。シンプルモダンシリーズのSP-ガルスパンは不動の人気です。
カラーバリエーションは色味があるものも豊富に揃っています。
SP-ガルスパンのカラーバリエーション
- ネオブラック
- ビターブラウン
- グランブルー
- モスグリーン
- ダークメタリック
- チタングレーメタリック
- オータムレッド
- カスタードイエロー
- シャンパンメタリック
- ミストアイボリー
- ネオホワイト
金属サイディングらしいかっこいいデザインを好む人におすすめです。
旭トステム外装株式会社
旭トステム外装株式会社は、サイディングで需要がある窯業系・金属系だけでなく、樹脂系も取り扱っています。好みの外壁スタイルや色を提案してくれるビジューカラーコンシェルジュがいるので、色選びに迷っている人におすすめです。
種類 | 窯業系・金属系・樹脂系 |
人気のデザイン | WALL-J |
デザインの傾向 | アメリカンスタイル・北欧スタイル |
耐久性 | 30年塗り替え不要 |
保証 | 塗膜の変色・褪色30年保証 |
旭トステムの人気サイディングデザインは、樹脂サイディングのWALL-Jシリーズです。凹みにくい耐衝撃性や耐塩害性・耐凍害性が備わっていて、刺激に強い特徴があります。
デザインはシンプルなものが多く、落ち着いた印象で高級感を演出します。人気シリーズであるオレゴンプライドのダッチラップはアメリカンスタイルに、ホリゾンタルは北欧スタイルになる独特な色味が人気です。
オレゴンプライドのカラーバリエーション
- ボーン
- アイボリー
- ストラタス
- ブラウンストーン
- サイプレス
- サンダルウッド
- ニッケル
- サテングレー
- セージ
- インディゴ
凝ったデザインや柄を好む人には向きませんが、外国風のシンプルで美しい仕上がりにしたい人には人気が高いメーカーです。
シンプルでおしゃれなサイディングの建物実例7選
シンプルさの中にあるおしゃれさが自慢の建物を紹介します。周囲との調和を考えてシンプルな外壁を検討している人におすすめです。
タイルデザインもホワイト系で統一
高級感のあるタイルデザインを白で統一すると、清潔感がありながらも個性が際立ち、海外の別荘のようなイメージに仕上がります。白は膨張色なので家が大きく見え、広々とした存在感がある印象です。
存在感が強すぎる場合は、アイボリーやクリーム系のホワイトにすると、柔らかい印象になります。
ブラックでシンプルながらも洗練された印象
ブラックで統一された外壁は、シンプルながらも洗練された印象を与え、シックな仕上がりになります。深い色味であるほど重厚感が増し、グレーに近い淡いブラックだとシックな中にも親近感が持てる雰囲気を作り出せます。
金属系サイディング特有の風合い
金属系サイディングは意匠性が高く、スタイリッシュな仕上がりになります。単色だとシンプルながらも独特の風合いがあり、クールでシャープな印象を与えます。
写真のようにグレーの金属系サイディングは、スタイリッシュで汚れが目立ちにくく重厚感も感じられるため、人気が高いデザインです。
クリーム× ホワイト
クリーム×ホワイトのデザインは、どんな景観にも合わせやすいナチュラルモダンな印象に仕上がります。写真のように木や葉っぱでグリーンを足すと、絵本の世界のような雰囲気を演出できます。
ベランダのデザインに変化をつける
ベランダや窓・玄関など、凹凸がある部分に変化をつけると、外壁全体に立体感が増し、おしゃれに仕上がります。シンプルさを重視するなら、写真のようにホワイト系の淡い色とブラウン系の濃い色を組み合わせるのがおすすめです。
凹凸がある部分に色をつけると、見る角度によって家の印象が変わります。
軒天に木目デザインを採用
軒天を木目デザインにするとおしゃれに仕上がるだけでなく、建物全体に上品さが加わります。軒天は外観で必ず視界に入る部分であり、デザインのバランスを整える上で重要な箇所です。
主張が少ないからこそ、さりげない木目調デザインがおしゃれさを際立たせ、建物に統一感を与えます。
ベージュの落ち着いたデザイン
ベージュのデザインは落ち着きがあって温かみのあるイメージに仕上がります。周囲との調和を保ちやすく、汚れも目立ちにくいのがメリットです。
和洋問わずどんな外壁にも合うので、飽きが来ないシンプルなデザインを希望する場合はベージュがおすすめです。
サイディングを使った洋風の建物実例7選
洋風の建物は北欧風や海外っぽい色調を取り入れた雰囲気を表現しやすい建物です。サイディングを使用するとデザインの幅が広がり、個性が出しやすくなります。
ホワイトベースにブラウンで引き締め
ホワイトベースにブラウンで引き締めると優しくナチュラルな中にもモダンな雰囲気を演出できます。外壁のツートンに抵抗がある人は、屋根や付帯部をブラウンにするだけでおしゃれな仕上がりになります。
濃いめのカラーで落ち着いた雰囲気
濃いめカラーで落ち着いた雰囲気にするなら、写真のようにホワイトとのツートンがおすすめです。濃いめカラーの部分をレンガ調にするとカントリーな印象になり、海外の田舎町を連想させます。
グリーンベースにブラウン・ホワイトのポイント
グリーンベースは難しく感じるかもしれませんが、ホワイトやブラウンなどナチュラルな色と組み合わせれば、おしゃれ感を出しながら落ち着いた印象に仕上がります。
洋風だからこそ似合う組み合わせで、街中はもちろん、海沿いや樹木が多い地域にも馴染み、個性的で可愛らしい印象を与えます。
ホワイト×ベージュのツートン
ホワイトとベージュのツートンはナチュラルでありながら気品がある印象を与えます。柔らかく可愛いイメージに仕上がるため、洋風の建物と相性が良い組み合わせです。
ツートンで家を大きく見せたい場合は、2階部分の上の色に明るい色を持っていきましょう。
ベージュ×タイルのアクセント
ベージュ×タイルの組み合わせは、優しい色合いなのに重厚感があり、ヨーロッパの古き良き建物を連想させます。日本にいながら海外の雰囲気を取り入れられるため、洋風の建物の雰囲気を活かしたい人におすすめです。
グレーベース ホワイトのアメリカン風
グレーベースにホワイトを取り入れるとラフな雰囲気のアメリカン風に仕上がります。グレーはシックなイメージがありますが、ホワイトや写真のようなライン調のサイディングを採用すると、重さがなくなりカジュアルな雰囲気を演出できます。
外壁を控えめにして屋根を目立たせる
外壁をホワイト系やベージュ系で控えめにすると、屋根が目立って上品な印象に仕上がります。屋根の色は赤や青など原色系にするとコントラストが際立つため印象深くなり、控えめな外壁でも個性的になります。
サイディングを使ったスタイリッシュな建物実例7選
サイディングを使ったスタイリッシュな建物は、どこにあっても目を引く華やかさがあります。多くの人の目に止まるような存在感のある外壁にしたい人におすすめです。
ホワイト×グレーのツートン
ホワイトとグレーのツートンは、スッキリとしていて洗練されている印象を与えます。ホワイトの面積が大きいと爽やかな印象になり、グレーの面積が大きいと落ち着いた印象になります。
ネイビー×木目デザインのツートン
ネイビーと木目デザインのツートンは、スタイリッシュでありながら温かみがあって親しみやすい印象に仕上がります。ネイビーは重厚感を感じやすい色ですが、木目調デザインを加えると重さがなくなり、温もりや落ち着きを演出します。
縦ラインの凹凸で洗練された印象に
縦ラインの凹凸は洗練された印象を与え、スタイリッシュでまとまりが増します。ホワイトやベージュ系だと洗練されたモダンな雰囲気になり、濃いグレーやブラック系だと高級感がある雰囲気に仕上がります。
ホワイト×ネイビーのツートン
ホワイトとネイビーのツートンは清潔感があり、ネイビーがホワイトの爽やかさが引き立たせます。北欧風のイメージで都会にマッチしながらも、海沿いにも合う組み合わせです。
ブラック×木目デザイン玄関のアクセント
ブラックの外壁にアクセントで玄関を木目調にすると、高級感がありながらもおしゃれで優しい雰囲気に仕上がります。
ブラックは主張が強い色です。威圧感を感じる人もいるので難しい色ですが、木目調デザインを取り入れれば柔らかさが加わって採用しやすくなります。
木目調デザインで縁取り
木目調デザインで縁取ると良いアクセントになり、スタイリッシュさだけでなくモダンな雰囲気も演出できます。外壁をブラック系のような濃い色にすると高級感が増し、ホワイト系のような淡い色にすると、スッキリとしたフレッシュさが増します。
袖壁を活用したスタイリッシュな建物
窓や柱から飛び出している袖壁を活用して塗装すると、スタイリッシュな建物になります。塗装するときはコントラストが映えるように濃い色と淡い色のツートンがおすすめです。
さらにスタイリッシュさを増すなら、ライン調の外壁を採用しましょう。
サイディングを使った平家の建物8選
都会よりも少し離れた場所に多い平家は田舎感が出やすい建物です。しかし、サイディングのデザイン次第でおしゃれな平家になり、モダンな雰囲気もスタイリッシュな雰囲気も演出できます。
ホワイト×ブラウンのタイルデザイン
ホワイトとブラウンの組み合わせは周囲と調和しやすく、落ち着きがある印象ですが、タイルのデザインを取り入れると一気に高級感が増します。平屋でも田舎感を感じさせないデザインです。
縦格子の木目ルーバーがポイント
縦格子の木目ルーバーを採用すると、和風で大人っぽい印象に仕上がります。ルーバーは遮光や風よけに使用されますが、おしゃれさを出すためにワンポイントで取り入れるのもおすすめです。
濃グレー× タイルデザイン
濃いグレーとタイルの組み合わせは、平屋でも高級感や重厚感を出したい人におすすめです。淡いグレーだとナチュラルな雰囲気ですが、濃いグレーはシックでスタイリッシュな仕上がりになり、タイルの高級感が引き立ちます。
ベージュ× 濃いブラウンのルーバーでアクセント
平屋でベージュの外壁色は控えめな印象になりがちですが、濃いブラウンのルーバーがアクセントとなり、統一感がありながらもおしゃれに仕上がります。
シンプルでナチュラルなイメージを維持しながらおしゃれ感を取り入れたい人におすすめです。
片流れ屋根でシンプルデザインに動きをプラス
スタイリッシュなデザインの片流れ屋根は、屋根の特徴を目立たせるために外壁はシンプルなデザインが合います。ホワイト系やベージュ系だとシンプルな中に爽やかさや柔らかさが加わるので、景観ともマッチしやすいデザインです。
濃いグレー×濃いブラウンの木目デザイン
濃いグレーと濃いブラウンの木目デザインは、高級感のある和モダンな仕上がりになり、平屋とマッチする人気のデザインです。おしゃれに仕上げるには、ブラウンをアクセントとして玄関や付帯部に使用するのがおすすめです。
和モダンな平家建て
和モダンな平屋建ては、日本の伝統的な建築の雰囲気を残しつつ、洋風なテイストを取り入れているおしゃれさがあります。外壁色は淡い色だとナチュラルモダンな印象になり、暗い色だとシックな印象になります。
スタイリッシュな平家建て
スタイリッシュな平屋建てにするなら、金属サイディングやライン調のデザインを採用し、シャープで無機質な風合いを演出するのがおすすめです。
スタイリッシュな中にも平屋らしい柔らかさを加えるなら、アクセントで木目調デザインを取り入れましょう。
サイディングを使った高級感のある建物8選
サイディングを使って高級感を演出するなら、立体感やウォールアクセサリーがポイントです。単色で外壁を塗装するだけでなく、凹凸や個性的なデザインを意識しましょう。
ブラウン×レンガデザイン
ブラウンとレンガ調の組み合わせは、アンティークな雰囲気を演出できるデザインです。外壁や窓周りに取り付けるウォールアクセサリーは欧米の住宅でお馴染みで、取り付けるだけでヨーロッパの優雅なイメージに仕上がります。
高級感だけでなくスタイリッシュな建物
高級感だけでなくスタイリッシュな外観にしたい場合は、ブラウンや赤系のレンガ調ではなく、グレーやブラックなど暗い色のレンガ調を選びましょう。欧米風の雰囲気はそのままに、シックで落ち着いた印象に仕上がります。
ホワイトで統一感のあるデザイン
ホワイトで統一感を出すと、洗練された高級感を演出できます。ホワイトにもさまざまな色味がありますが、高級感を出すならアイボリーやクリーム系のホワイトではなく、青白いパキッとしたホワイトを選びましょう。
立体感のあるデザインで高級感アップ
立体感のあるデザインは個性的で高級感が増します。屋根の形が特徴的だったり、出窓があると外壁そのものに立体感がありますが、ない場合はデザインで立体感を出しましょう。
2〜3色使用しているレンガ調や石積み調・縦ラインの無彩色ツートンカラーなどが高級感を演出するデザインです。
木目も濃い色味なら高級感のある印象に
木目調デザインで高級感を出す場合は、ダークブラウンやダークグレーなどの濃い色味を選びましょう。ホワイトとのツートンでコントラストを際立たせると、立体的で高級感がありながらも爽やかな印象に仕上がります。
コンパクトでさりげない縦ラインがポイント
シンプルな外観で高級感を出したい場合は、アクセントで縦ラインを入れるのがおすすめです。ホワイトとブラックのツートンは人気の組み合わせですが、ブラックラインのツートンはおしゃれ上級者のテクニックです。
ベージュ×ブラウンで温かみもプラス
ベージュとブラウンの組み合わせはナチュラルモダンでありながら高級感を演出できます。周囲の景観とマッチしやすいだけでなく温かみもプラスされて、親しみやすさを感じるデザインです。
アシメデザインで高級感のある建物
アシンメトリーなデザインは高級感を感じさせるだけでなく、上質で個性が光るデザインです。
ホワイトとベージュのように淡い色同士の組み合わせは洗練された落ち着きを感じ、ホワイトとブルーのように色味が異なる組み合わせは海外の住宅のようなポップさが演出できます。
おしゃれなサイディングでよくある質問
おしゃれなサイディングについてよくある質問をまとめました。まだサイディングのデザインについて疑問がある人はぜひ参考にしてください。
-
種類の違うサイディングでも施工に問題なく組み合わせられますか?
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種類の違うサイディングでも施工に問題なく組み合わせられます。たとえば全体を金属サイディングにして一部分を窯業サイディングにできます。
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相性の良い色の組み合わせがよくわかりません。
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相性の良い色の組み合わせは、下記を参考にしてください。
・有彩色×無彩色
・ブラック×ホワイト
・同系統の組み合わせ(ホワイト×ベージュ・ブラウン×オレンジなど)
使用する色は2〜3色以内にとどめましょう。それ以上多いとまとまりがない印象になります。
事前に色を確認したい場合は、無料で利用できるカラーシミュレーションの活用がおすすめです。
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自宅にどのサイディングが合うかシミュレーションできますか?
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スズカファインのi Color Paintは、ipadで撮影した自宅にそのまま色付けしてシミュレーションできます。詳細設定ができて、登録されている色も700色以上あるため、完成をイメージしやすいアプリです。
おしゃれなサイディングのまとめ
おしゃれなサイディングに仕上げたいときは、まず何を重視して選ぶか決めましょう。重視するポイントは下記を参考にしてください。
サイディングデザインで重視するポイント
- 建物タイプから選ぶ
- デザインから選ぶ
- カラーから選ぶ
- サイディングの種類から選ぶ
また、下記のような主要メーカーの特色のチェックも忘れずに行いましょう。
サイディング主要メーカー
- ニチハ株式会社
- KMEW株式会社
- アイジー工業株式会社
- 旭トステム株式会社
サイディングのデザインは豊富にあるので、本記事のおすすめデザインを参考に、自宅の建物に合うデザインを検討してみてください。色の組み合わせに迷ったらカラーシミュレーションを活用し、素敵な外壁を完成させましょう。